AFROPEOPLE Vol.14 SUNSETLIVE 2009 後編
今年で17回目を迎えたサンセットライブ2009。芥屋海水浴場で9月4,5,6日の三日間行われたライブ中、忙しい合間を縫ってAFRO福岡の単独インタビューに応えてくれた6組のアーティストのインタビューを紹介します。前編後編の2回に分けて公開するうち、後編となる今回は、ハンバートハンバートさん、GONTITIさん、Port of Notesさんのインタビューを公開!
Interview=R.Hada[GONTITI] M.Goto[ハンバートハンバート、Port of Notes]
Photo=K.Sakai[GONTITI] C.Oka[ハンバートハンバート] OfficialPhoto by Lisa[Port of Notes]
ハンバートハンバート
佐藤良成と佐野遊穂による男女デュオ。
1998年結成。
GONTITI
言わずとしれたアコギデュオ。1978年結成。
TVやラジオ、CM等でもおなじみ快適音楽。
Port of Notes
畠山美由紀と小島大介による二人組デュオ。
1996年結成。
9/5 [ 土 ]:ハンバートハンバート
─ サンセットライブの印象をお聞かせ下さい。
佐藤良成さん[以下敬称略]:きれいなビーチがあり、山深い雰囲気もあって、最高ですね。
佐野遊穂さん[以下敬称略]:私たちは初めての参加ですが、歴史のあるイベントなんですね。それを知り、そこに参加できたことを嬉しく思いました。
─ 本日のステージはいかがでしたか?
佐藤良成:お客さんがリラックスして聴いてくれてよかったですね。野外のライブというのは、音楽を聞きながら食べたりもできますし、屋内のときとは聞き方が違うと思うのでその場を生かしたライブをやろうと思っていました。
佐野遊穂:外だぞ、いつもとは違うぞ、と思ってもらえるようなね。
─ 会場では9/9発売の「合奏」が先行発売され、ライブ後にはサイン会もあって大盛況でしたね。
お客様とはお話されましたか?
佐野遊穂:「前のライブにも行きました!」と言ってくれる方も多く、嬉しかったです。
佐藤良成:今回は、ジャンルやテイストの異なるアーティストの方々と一緒に参加しているから、
ハンバートハンバートを全く知らない方たちに、偶然聴いてもらえたことが嬉しかったです。
─ 「合奏」のおすすめを教えて下さい。
佐藤良成:ハンバートハンバートとしては、初めてのDVDがつくところです。
佐野遊穂:そして今回は、スコットランドのグループ「フィドラーズ・ビド」と一緒にレコーディングしたCDとセットなのですが、
伝統の香りを楽しんでもらえる作品になっていると思います。
─ 映画「プール」が公開されていますね。映画のオリジナルサウンドトラックのおすすめも教えて下さい。
佐野遊穂:4曲目の「ミナモ」は、小林聡美さんが私たちの曲「タイヨウ」を歌った曲なのですが、
ハンバートハンバートの曲とぜひ聞き比べてみて欲しいと思います。
佐藤良成:小林聡美さんが作詞・作曲された「君の好きな花」という曲も収録されているのですが、これもすごく良い曲です。
─ 小林聡美さんの曲をはじめて聞いたときの印象はどうでしたか?
佐野遊穂:「おおおおお〜」と驚きました。
佐藤良成:音楽を専門的にやってこられた方ではないはずなのですが、とても素敵な曲でした。
─ 年間に多数のライブを行っているようですが、今後のライブ予定はありますか?
佐藤良成:はい。福岡では、12/3[木]にイムズホールでライブをやる予定です。
佐野遊穂:ぜひ来てくださいね。
9/5 [ 土 ]:GONTITI
─ サンセットライブの印象をお聞かせ下さい。
GONTITIさん[以下敬称略]:はじめてなんですけど、いい感じですね。皆盛り上がってるんでしょ?
ここはなんて言うか、「ゆるい」感じかな。
大きなイベントはその分管理もすごいけど、ここはいい意味でアットホームというか、家族的ですね。いいと思いますよ。
─ 本日出演される第3ステージ(サンセットステージ)はご覧になられましたか?
GONTITI:少しだけ。足湯があったので、なんなら足湯につかりながらやりたいくらいです。あそこは他のステージの音も聞こえてくるんですか?
─ 周囲が緑に囲まれているため、影響は少ないと思いますよ。
GONTITI:それは良かった。ほら、僕らアコースティックの二人だから。音がもれてくるのがあんまりなんです。ほんとは密室でやりたいくらい。
ここでやってもいいくらいやね(取材場所の芥屋荘)。お客さんも選んで。僕らが選んでやるとか(笑)
─ それは、私も選ばれてじっくり聴きたいものですね。
GONTITI:そうそう。そんな感じでやりたい。
─ いつこちらに来られたんですか?
GONTITI:今日。それで今日帰ります。
─ それはゆっくり楽しめないですね!?
GONTITI:私たちは線香花火みたいにパッと散る感じ(笑)
だからね、リハーサルもしない時が多いんですよ。もう二人は組んでから長いし、瞬間芸みたいなもんです。
─ これまでたくさんのフェスに出演されていると思いますが、印象深いイベントはありましたか?
GONTITI:それこそフジロックとかにも出たけど、新潟のほうの、名前は忘れてしまったんですけど、ここと似たようなサンセットビーチでもやったなぁ。
わざわざ主催者が夕日の沈む時間にあわせてタイムテーブル組んでくれてたんですけど、実際やる時には既に太陽沈んでました(笑)
それに、北海道かどこかですぐ裏が牧場っていうところでやったときは、ライブをやりだしたとたん、牛が集まって来たこともあった(笑)
なんでしょうねあれ。あとはなんか、演奏中に焼肉の匂いがしてきたりとかね。
─ 福岡という街の印象をお聞かせ下さい。
GONTITI:女の子がかわいすぎる。ドキドキする(笑)ていうか「早い」って感じがする。
雑貨とかいいものが揃ってる感じがあるね。スノッブというか、センスなんだろうと思うけど。
昔はほら、北海道とかにパイロットショップ作るとかあったけど、今は福岡なんじゃないかな?いい建物も多いし。
─ ありがとうございます。福岡出身者としては嬉しいですね。
GONTITI:でもなんでなんでしょうね。なんで?
─ もともと外国文化と近かったからですかね?
GONTITI:そうなんかな。でも本当「早い」って感じがする。
─ お忙しいところありがとうございました!ライブ楽しみにしていますね。
GONTITI:はいはい!
9/6 [ 日 ]:Port of Notes
─ 福岡という街の印象をお聞かせ下さい。
Port of Notesさん[以下敬称略]:本当に食べ物が美味しい!今回もたくさん美味しいものをいただきました。
魚介のマリネにサラダとか、カレーだとか!もともとお魚の美味しい町だとは知っていたけれど、
お野菜の美味しさは新しい発見でした。
サンセットの近くが産地なんですってね。素敵ですね。
人の印象は、とにかくアグレッシブなイメージ。
福岡の人は、個人の意見がとてもしっかりとしていますよね。
九州だからとか地方だからとか、そういったのは全くなくて独立したアイランドという印象があります。
─ 本日のステージはいかがでしたか?
Port of Notes:永年やってきて良かったと実感しました。今回のライブは、昔から聞いてくれているファンの皆さんに囲まれていた気がします。
ライブ中、つい歌詞を忘れてしまった瞬間があったのですが、すぐお客様が教えてくれて。とても温かかったです。
それに私たちは、最終日のラストの出演だったので、アンコールにも応えることができてとても嬉しかったです。
─ 今回は、新曲リリースに先立って何曲か演奏されていましたね。
Port of Notes:そう、新曲もたくさんやらせて頂きました。早くみなさんにお届けしたくて。でも…少しやりすぎた!?かな(笑)
─ 中でも、サンセットライブが初の生歌というのはあったのでしょうか?
Port of Notes:「私の街」という曲は、今日、初めて歌いました。この曲は、本日もサンセットライブに出演されている曽我部恵一さんに作詞していただきました!とても素敵な歌詞です。
─ 野外でライブをすることの魅力を教えて下さい。
Port of Notes:私たちには、野外フェス用の自分たちなりの手順やセットがあります。
私たちとお客様、お互いが楽しめる、気分がノレルステージにしたいので、野外ならではのライブを楽しくやっています。
以前、野外フェスのことを考えてつくった曲もありますよ。
─ 今後の活動を教えて下さい。
Port of Notes:11/4に新作アルバムがリリースされます。今回は、これまでと違い、シングルリリースした曲をコレクションしたタイプではなく、
アルバム用に全てつくりました。レコーディング場所がニューヨークだったことやプロデューサーがジェシー・ハリスさんを迎え
大掛かりなこともあってなのか、
制作期間は1年半もかかりました。色々と試行錯誤してつくった一枚です。
色々な人が、幸せになればいいなと思ってつくったものです。
曲作りはライブをしながらの制作だったのですが、
そのお陰で、人と気持ちを共有できる音楽を探し出すことができたと思っています。
とても聞きやすい仕上がりになっています。
タイトルは、畠山が読んでいたヴァージニアウルフの本からの言葉です。
彼女の作品の中で印象的だった「自分の意識の流れを色々なフィルターを通さず伝えること」に共感したのですが、
その気持ちが楽曲に現れてればいいなぁと思います。
─ アルバムリリース後にはライブをされるそうですね。
Port of Notes:はい。ライブは、サンセットライブの時と同じメンバーで、全国ツアーを行います。ツアーは8年ぶりなんです(笑)
その時は、私(畠山さん)もピアノを演奏したいなと思っています。もしかしたら、日頃やらないようなライブをみなさんにお披露目できるかもしれませんので、是非観に来て下さいね。