AFROPEOPLE Vol.9 青木カレン  前編  |  後編

スタイリッシュなデザインで人気のエアライン「STARFLYER」のイメージキャラクターとして活躍するなど、福岡との繋がりもある青木カレン。「日本で最も美しいジャズ・ディーバ」と賞され、多くのファッションブランドや企業などが注目している。ライブ活動以外にモデルインタビューなども多数行うため、ビジュアルからのイメージが先行している人は多いのではないだろうか。先鋭クラブ・ジャズ・シーンの選抜メンバーとの夢の競演が話題となっているビルボードライブ福岡公演を目前に来福した彼女の素顔に迫るべく、和やかな昼下がり、大名はバルミュゼットにてお話を伺った。


Interview=M.Goto / Edit & Photo=C.Oka

青木カレン Karen Aoki
2006年1月、須永辰緒、野崎良太(Jazztronik)ら錚々たる面子のプロデュースによるアルバム「TOKYO Jz TRIPPIN'」でデビュー。外資系CDショップ等で軒並みジャズ・チャート1位をマークし、雑誌「ADLIB」の第26回読者人気投票のBRIGHTEST HOPE部門で1位を獲得する。その他TVの音楽番組司会やラジオレギュラー番組など、多方面で活躍している。

福岡の人は、どんな形態であっても同じようにすごく楽しんでくれる。

― 2009年も「STARFLYER」のイメージキャラクターとして活躍されていますね。実際に福岡にはよく来られるのでしょうか。

青木カレン[以下 A]:そうですね。福岡、北九州にはよく来ますね。今福岡でのライブが一番楽しくって。お客さんの反応もそうですが、楽しんでもらっているなと。ここは座って聴くジャズも踊りながら聴くジャズも、同じ目線で歳も関係なく、楽しんでもらえると実感できる街です。

― 福岡出身のミュージシャンが割と多いということから、福岡は音楽文化の発展の地というような表現をされることも多いです。それに対してはどのように思われますか?

A:例えば他の街だと、いわゆる座って聴く〈リアルジャズ〉寄りな音だと、決して若い人が「ワー」っと言わないんですね。ただ福岡の人たちは、私の中では本当に珍しい反応というか、リアルな音に対して「ワー」っとした聴き方をしてくれる。みんな楽しんでいるのがよくわかるんです。

― みなさん体で音を感じとることができるのでしょうね。

A:そうそう。その私はもちろん〈クラブ・ジャズ〉という音もやるのですが、そうすると〈クラブ・ジャズ〉という音をベースにしたのをやるじゃないですか。それは例えばドラムレスだったり、リズムレスだったり。福岡の人は、どんな形態であっても同じようにすごく楽しんでくれる。
というのはやはり、それだけ体の中に色々な音楽が入っているから、だから楽しめるんじゃないかなって。

聞く人にとっての不可欠なもののひとつになれればと思っています。

― 青木さんが福岡で他のアーティストのライブに行ったりすることはありますか?

A:はい。この前「Keep Jazz By」というイベントがあったんですけれど、けっこう対バンが多かったので、「JABBERLOOP」や「Shima & Shikou DUO」も出ましたし、あとこちらの和田いづみさんとかが出られていましたね。もう大盛り上がりでしたよ。400〜500人も入っていました。

― 普段、青木さんのCDを音楽ショップではもちろんですが、インテリアショップなどの感度の高い方の行くようなショップでもよく見かけます。それには何か想いがあるのですか?

A:そうですね。私をはじめ、私が所属しているランブリング・レコーズは、「衣食住の中で音楽を聴いてもらいたい」という想いがあります。例えば家具であったり、お花であったり、着るものであったり、食べるもの、それらのように私の歌も聞く人にとって不可欠なもののひとつになれればと思っています。

女性らしさを感じさせるラインとかに気を配りつつ、決してコンサバティブなドレスとは違う「可愛さ」は出したい。


― 青木さんはアパレルブランドとのタイアップでの活動も多いですが、本日はアダム エ ロペでライブをされるそうですね。ファッションとの関わりの深い印象がありますが、ファッションで気をつけていることなどありますか?

A:ファッションは自前のものなんです。あんまり考えてはいないけれど、いつも私の中でマイブームの色というのがあるんですよ。だから無意識にそれは選んでいると思います。あと同じジャズのスタイルでも、コンサバティブすぎないもの。カジュアルともまた違うんですけれど、何かちょっと女性らしさを感じさせるラインとかに気を配りつつ、コンサバティブなドレスとは違う「可愛さ」は出したいと思っています。

― 普段スタイリストさんはいらっしゃるのですか?

A:いいえ。ほとんど自分で全部やっていますね。

― いつもご自身で演出されているのですね。ちなみに今夜のライブのファッションはどういったものですか?今のマイブームの色など取り入れているのですか?

A:今私のマイブームの色は、まさにこの(自分のブラウスを指して)藍色なんですけれど。でも今夜はね、ベスト・アルバム「THE CLUB JAZZ DIVA」のジャケットのデザインと同じような、ピンクとグレーがかったようなイメージの色を使ったファッションを予定しています。

― 今夜行きますので楽しみにしていますね。

A:はい。ありがとうございます。

後編へ続きます。

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