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2009.05 テーマ:「リニューアル」から生まれるもの

From:藤戸 剛 To:宮本 智美

毎日たくさんのお客さんをキレイにする宮本さん。
視野を広げるためにどうやって自分を「リニューアル」していますか?
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宮本 智美さん
&72
スタイリスト


&72
福岡市中央区警固1-3-12
TEL 092-739-1800

私の働く美容室は警固にある一軒家を改装した小さな美容室です。スタッフは6人。私はそこでスタイリストとして働いています。楽しくてアットホームな雰囲気のお店では、毎日素敵な出逢いがたくさんあります。

さて、今まであったもの、元々の素材を使って新しくすること...そういう意味で「リニューアル」という言葉は、スタイリストという職業にとても関係のあるものだと思います。お客様にヘアスタイルを提案していくうえで、私たちは常に新しいものを求められます。
新しいスタイルとは...全く違うスタイルを作ることではないと思います。元々の素材の良さを活かして作り上げるということが、意外と大切なのだと思います。みなさんにも経験があると思うのですが、ヘアスタイルはニュアンスを少し変えるだけで、気分転換になります。もちろんプロとして、ヘアスタイル作り自体も大切なことなのですが、最近、この気分転換になる気持ちこそ私が大切にしたいものではないかと感じています。



アラスカの大自然を撮っている、とあるカメラマンが、写真には空気の層があると語っていました。空気の層は、目に見えないもの。感じ取ることしかできません。感じ取るには、視野を広げて、物事をみる視点を変えなければなりません。
この空気の層はアラスカの自然の中だけではなく、日常にもあると私は思います。そして、それを感じる事と「気分転換」のような気持ちの部分はとても似ている気がします。

気持ちや空気という目に見えないことは、言葉に表現しにくいのですが...その目に見えないものを探すために、私は色々なことに視野をひろげたいと思っています。
視野を広げると言っても、毎日小さなお店の中にいるだけでは発想力も低下していきます。そこで私は、自分が今まで経験したことのない色々なものに挑戦してみました。
最初に始めたのは、イギリス人とのマンツーマン英会話。次にチェロ、ボクシング、ウォーキング。今はダンスを習っています。

過去の習い事はどれも楽しかったものの長く続いていないため恥ずかしいのですが、何か新しいことを始めるたびに感じることがあります。それは勇気です。
新しいことに挑戦すると今までの生活リズムや環境が変わるため、どうしても自分のメンタルブロックが邪魔をしてしまいます。
しかし勇気さえ出せば、いろんな人に出逢えて、いろんな話を聞けて、今まで知らなかった気持ちをたくさん知ることができました。



ひとりで物(例えば、映画や美術館、旅行、音楽、本など)に触れて刺激を受けることもできますが、新しい環境で知らない人と、ひとつのものを作っていく過程で必要になる、思いやりや会話力。そこから色々な視野が身についてきて、たくさんの人から学んだ色々な生き方が、私の中で大きな力になってきたように思います。その力を仕事に取り入れることが、新しい発想へと繋がっているのです。
自分の目で見て行動して感動する。私はそうやって自分自身をリニューアルさせているのかもしれません。

自分自身をリニューアルさせ向上していくことは、勇気があれば誰でも簡単にできます。視野を広げるために勇気をもって新しいことにチャレンジするということが、今の私自身の「リニューアル」ということなのでしょうね。

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